更新日:2022年12月1日

地域の活力を生み、その必要性を感じた “神辺宿まちなみ講演会”となりました!

【開催日】2022年11月19日(土)

【ご来場者数】89名

【主催】神辺学区まちづくり推進委員会/神辺宿文化研究会


福山城築城400年博ー市民企画事業ーとして、「神辺宿まちなみ講演会」を開催しました。神辺宿は、水野勝成入封前は神辺城の城下町として栄え、福山城築城後の参勤交代制の施行により、城下町の特性を残し宿場町として再生し、明治時代には、繊維の町として栄えました。当時の建物の多くは消滅しているが、神辺本陣、廉塾は現存し、まちなみも当時の面影を偲ばせています。

福山大学建築学科の佐藤教授とその生徒たちと約半年に渡り、神辺宿の分析を行っていただきました。神辺宿のドローン空撮時にともに歩いて、宿裏を含む地域の建物の外観調査を皮切りに、七日市、三日市、十日市から各1戸の家屋実測調査を行い、中間報告として『「地域遺産」としての神辺宿』ー指定・登録・選定未満の空間を継承するためにーの講演をしていただきました。

『「地域遺産」とは、有形無形を問わず、地域の人々が守り、後世に伝えたい、地域の至宝』(暫定規定)に始まり、ユネスコ世界遺産と文化財保護法、「再利用」概念と鞆町での実践、神辺宿のまちなみと町家、地域遺産としての神辺宿について話をいただきました。


 

文化財指定にこだわらず「地域遺産」への取組み活動通して、地域の活力を生み、その必要性を感じることができたのが、講演会の成果であったと思います。

 

別室には、内容をパネル展示しました。展示会場には、「空からみる神辺宿」動画を流し、記念事業の「廉塾バラ」の取組み、古民家リノベーション模様や備後表継承会の活動模様等も展示し、神辺宿の魅力を観ていただきました。